初めて担当したゲームがサービス終了!辛かった当時を振り返ってみた
こんにちは。夏風邪をこじらせている、はなさくのです。
辛い・・・・です。
そしてここからは、辛くほろ苦い思い出ばなしを一つ。
当時担当したゲームが終了したときのお話になります。
ちなみに前回、「サービスが終了しそうなソーシャルゲームの見分け方」という記事をユーザー視点で書いているので、まだ読んでない方はコチラもどうぞ。
では、さっそくGO!
サービス終了は突然に –
初めて担当したのは、すでに運用中の女性向けゲームでした。そこに途中参加した私は、イベントバナーや新機能のUI部分を制作することになりました。
チームメンバーは20〜30名程度でしたが、個性的な人が多く刺激的な毎日でした。ゲームをもっと面白くするための意見が活発に飛び交っていましたね。かなり踏み込んだ話をしていて、場がピリピリすることもありましたが(笑)。
ただ、問題だったのは、売り上げがよくなかったという事実。
課金をしなくても、十分楽しく遊べるゲーム仕様になっていました。
運営側からすれば、それが致命的でしたね。
ユーザー目線でゲームを作ることは重要ですが、それをしすぎると課金してもらえないという現実に直面しました。
だからと言って、途中から課金重視型に切り替えても、ユーザーからの反感を買い、さらに悪い方向へ向かいます。
ユーザーに喜んで課金してもらうためのゲームサイクルを考えることが、いかに重要で大変かということを思い知りました。
企画の方は、議論してゲームが良い方向へ向かうことを常に考えていましたね。
そして良い結果が出ないまま、時間だけが過ぎていきました。
そのとき、社内でも様々な動きがあり、売り上げが悪いチームをどうするかという議題がされていたようで、ついにその時がきます。
たしか、午後だったと思います。
会議室にチームメンバー全員が呼ばれました。
そして一言。
「残念ですが、ゲームのサービス終了が決定しました。」
その後も説明が続きましたが、私は頭の中が真っ白でよく覚えていません。
正直、ちょっと泣きそうでした。
その日は、抜け殻でしたね。何もやる気がでずに帰宅したと思います。
お風呂に入りながら、「そっか、もう終わるんだ」と思いながら複雑な気持ちになりました。
最後を見届けることなく、他のチームへ異動に –
サービス終了日も決まり、ゲーム内でユーザーへの告知もされました。
嬉しかったのは、「サービス終了は悲しいけど、楽しいゲームを作ってくれてありがとう」というユーザーのメッセージです。
この言葉には、本当に救われました。
そして、残作業も終え、サービス終了を見届ける前に、別チームへ異動になりました。
次も運用中のゲームでしたが、ここではすぐに売り上げを確認しました。
・・・・、このままだとまたサービス終了しそう・・・
というのが素直な感想でした。
異動後のチームもまさかの –
ゲームのテイストは違うものの、異動後もバナーやUIの制作をしていました。
そして早い段階で、その時が訪れます。
目標の売上げを達成しなければ、その後のサービス継続は約束できないとのこと。
正直またか・・・と思いましたが、今回は一度猶予があるだけ優しいという考え方もありますよね。
その目標に向かってチーム一丸となり、最終的に達成できたのですが、待っていたものは、
「サービス終了ではなく、運用を外部に委託する」
というものでした。
ちょっと意外な結末でしたが、自分の手からは離れるもののサービス終了しなくて良かったという安堵の思いでした。
その後は、引き継ぎの資料を作成したり、素材をまとめたりと、やることは意外に多かったです。
悲しみを乗り越えた先に待っていたもの
実は、その後もすぐにチーム異動になったのですが、ここから人生の岐路ともいえるチームメンバーに出会います。
数人のメンバーで、短期で企画からリリースまで行うというミッションでしたが、色々と予想外なことが重なり、広告なしで100万DLをあっという間に達成したゲームを作ることができました。
このチームメンバーに出会えてゲームを作れて、本当に良かったと今でも思います。とても貴重な体験でした。
「何を作るかよりも、誰と作るか」が大切だと感じた出来事でした。
ここでは詳しく書きませんが、もし機会があればいつかお話するかもしれません。
サービス終了は悲しいですが、それは新しいサービスに関われるチャンスでもあるので、前向きに考えるようになりました。
前進して入ればきっと、良いことが待ってるってことですね!
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