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ゲームUIデザイナーに求められるスキルとは?

2019年4月16日

こんにちは。はなさくのです。

5年ほどゲーム会社で、 UIデザイナーとして働いていました。

私は、「Webデザイナー」から「ゲームUIデザイナー」に転職しましたが、はじめは毎日驚きの連続でした。

同じデザイナーでも作業内容や求められるスキルが結構違うので、ポイントを絞ってご説明します。

ゲームUIデザイナーのお仕事

ゲームの新規開発と運用では作業内容が大きく変わるので、個別にリストアップします。

ゲーム新規開発の場合

  • ゲームの仕様・世界観を把握
  • ゲーム画面の構成・レイアウト決め
  • ゲーム画面のデザイン制作
  • UIの動きを考える(モック制作など)
  • デザインパーツの組み込み(Unityなど)
  • 実機チェック

ゲーム新規開発の場合

まずは、どういったゲームシステムなのか、世界観やストーリーはどうかなどゲーム自体の情報をインプットします。

次に、画面ごとの仕様を確認して、この画面で何をさせたいのか、必要な機能・要素は足りているかなどをヒアリングしていきます。

ここまでの情報を踏まえて、画面の構成やレイアウトを決めてワイヤーフレーム(画面設計図)を制作します。

ワイヤーフレームの時点で企画者に確認をとり、OKであれば、画面のデザイン制作に入ります。

この時ですが、新規の場合、UIのテイストが決まっていないこともあり、仮デザインのまま組み込みを進めることも多いです。

企画、エンジニア、エフェクトデザイナーなど、やり取りする職種が多いので、他の方の手を止めないように配慮する必要があります。

それをしながら、ホーム画面やステージ選択画面、パーティ編成画面、キャラ詳細画面など要素が多い画面を選び、ゲームUIのテイスト・レギュレーション決めをしていきます。

このレギュレーション決めのときに、よく使うパーツ、例えば、ボタンやゲージなどをまとめておくと、後々、複数人でUI制作するときに役立ちます。

デザインの方向性、テイストが決まった時点でドキュメント化しておくことをオススメします(ここで同時にUIアニメーションのルールも決めておくと良いです)。

デザインが完了したら、UIの遷移や動きなどのアニメーションを考える必要があります。特に、複数要素が絡む複雑な動きの場合は、FlashやAfterEffectなどを使って簡単なモックを作ることもありました。

次は、組み込みです。

これは、必須ではないですが、小規模の開発チームであれば、デザイナーかエンジニアが組み込みを担当することが多いです。大規模開発になると組み込み専門の方もいたりします。

ちなみに、「Cocos」や「Unity」、「Unreal Engine」を使って開発している会社が多い気がするので、デザイナーであってもこの辺りの知識を持っていると強いです。

その後エンジニアを経由して、テスト環境で実機確認できる状態になったら、UIがきちんと機能しているか、動きはどうか、デザインは崩れていないかなどのチェックを行います。

新規開発時は、この繰り返しですね。

ゲーム運用の場合

  • イベント素材の制作
  • 広告素材の制作
  • アイコンやアイテム画像の制作
  • 追加UIの制作

ゲーム運用の場合

ゲームをリリースした後は、ひたすら運用の日々が続きます。

そうなると全体の8割程度は、バナー制作に費やすことになります。

ひたすら、バナー、バナー、バナー・・・・・終わりがない・・です。

運用時は、月に行うイベントがルーティン化するので、必要な素材もあまり変動しないことが多いです。変わるのは、モチーフなどの見た目だけです。

なので、決まった形式のバナーやアイコン、サムネイルの書き出しなどが主な業務になります。バナー制作ですが、イベントに合ったロゴを作り込めるかが重要になります。

また、広告用の素材を作ったりすることもあります。ゲーム自体が売れてくるとグッズ販売などの相談もくるので、そのデザインを担当できる場合もあります。

これだけだとユーザー自体もマンネリを感じて売上げが下がるので、新機能追加も同時並行で開始します。

その時は、追加のUI制作もします。作業の流れとしては、新規開発のときに近いですね。ただし、UIのテイストがすでに決まっているので、それに合わせた形で別の画面を制作するところがポイントです。

運用時は、ひたすらバナー制作に追われるよ!ということだけ覚えておきましょう(笑)

ゲームUIデザイナーに必要なスキル

新規開発・運用で共通して必要なのは、コミュニケーション能力です。UIデザイナーは他職種の方と関わる機会が多いので、これは必須です。

また、絵を描くスキルもあった方がよいです。書き込みが多めのアイテムアイコンを制作することもあるので、絵の練習はしておきましょう。

ちなみに大手になるとフリー素材や有料素材の使用がNGですべて一から作らなければいけないことも多々あります。

新規開発時のUIデザイナーに必要なスキル

  • 提案力
  • デザインスキル
  • 制作スピード
  • 開発環境の知識(Unityの知識など)
  • 経験値

新規開発時のUIデザイナーに必要なスキル

新規開発に初期メンバーとして関わるチャンスはそう多くありません。なぜなら、新規開発時はベテランメンバー数名で立ち上げることが多いからです。

そこに入っていくためには、多くの経験も必要ですし、高いデザインスキルが求められることが多いです。

運用時のUIデザイナーに必要なスキル

  • ゲームの仕様・世界観・テイストをつかむ力
  • 既存デザインのテイストに合わせる力
  • バナーデザインスキル(ロゴ制作能力)

運用時のUIデザイナーに必要なスキル

UIデザイナーとしてゲーム運用に関わる機会は多いです。

UIのデザインテイストがすでに決まっており、テンプレ化されていることが多いので、比較的楽ではあります。

ただし、既存のデザインに合わせる能力が必須です。

既存のパーツをすべて把握し、色味を揃え、文字組みもできることが最低条件になります。

ゲームUIデザイナーとしてキャリアアップしたいなら

ゲームUIデザイナーとしてキャリアアップ

最初は、ゲームの運用から入るのがベターです。こちらでバナーやアイコン、追加UI制作などの経験を積んでください。

そうすると、新規開発で一からUIデザインしたい!という気持ちが起きてくると思います。ただし、すでにベテランがいるのでそこに割って入るのはかなり難しいです。

なので、日頃から自分のデザインスキルを磨いておくのと、個人的に架空のゲームUIを作成し、ポートフォリオをまとめておくことをオススメします。

これを社内の人に見せたり、自ら勉強会を開きプレゼンをするなどの活動をしていると、ふとした瞬間に新規開発の声がかかることもあります。

日頃の根回しが重要かもしれません。

ただし、それでも新規開発に関われる見込みがないと感じたなら、転職も視野に入れましょう!

ゲームUIデザイナーの募集は多いので、新規開発できそうな会社を探すのも良いかと思います。

まだまだUIデザイナーは業界で人材不足な印象がありますので、今がチャンスですよ!

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