ゲームUIデザインのトレンドを年表でまとめてみた【2022年版】
ゲームUIデザインにも、その年によって流行りがあるような気がします。そこで、個人的に記憶に残ったゲームUIデザインのトレンドを年表でまとめてみました。
2018年までは、すでにまとめているので、気になった方は、先にそちらを見てくださいね!
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ゲーム系UIデザインのトレンド年表【2022年】を作成しました。2018年以前は前回作成した年表です。今回、追加で2018年以降を作成しましたので、追加分についてご紹介していきたいと思います。
主観的なカテゴライズなので、優しい目で見てください(笑)。2018年以降で追加作成したカテゴリについては、下記のように分類しました。
- カラフルポップ系(2018-)
- コミックドット系(2018-)
- 奥行き黒フラット系(2019-)
- 透明感フラット系(2020-)
- 金属フラット系(2020-)
- クールおしゃれ系(2020-)
- 繊細装飾系(2022-)
- リッチフラット系(2022-)
カラフルポップ系ゲームUIデザイン(2018-)
2018年に「プリンセスコネクト!Re:Dive」がリリースされた時に、クエスト画面などで、アニメの映像が流れているのには驚きました。UIの装飾も可愛らしく、メニューやボタンなどにもミニキャラが添えられていたりなど、華やかな見た目で印象的でした。
2019年には、「けものフレンズ3」がリリースされ、こちらも見た目がカラフル&ポップで楽しげなUIデザインでした。UIパーツは、バインダーやノート風にするなど、細部まで「かわいい」にこだわった作品だと感じました。
この後、2020年には「この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ」が、2021年には「ウマ娘」がリリースされています。
このカラフルポップ系UIは、かわいい女の子がたくさん出てくるゲームには、相性が良いですよね。
コミックドット系ゲームUIデザイン(2018-)
2018年リリースの「ドラガリアロスト」は Cygames×任天堂が組んでリリースしたこともあり、話題になりましたよね。世界観・UIデザイン・アニメーションなどすべてクオリティが高く、すごい作品だなと思っていました。
コミック風のポップなデザインで、UIの各部にドット柄をつけているのが印象的でした。ボタンなども正方形はあまり使わず少し崩したり、ずらしたりなど、バランスを取りつつも遊び心をたっぷり入れているのが流石だなと感じました。
そして、2019年リリースの「リンクスリングス」もドット柄を使い、境界線なども太めにとっており、コミック風というか少年風という印象を受けました。
2020年リリースの「リーグ・オブ・ワンダーランド」も同ジャンルのコミックドット系かなと個人的に思っています。
奥行き黒フラット系ゲームUIデザイン(2019-)
このジャンル名の付け方に、自分のネーミングセンスがないなと思ったのは内緒です(笑)。
白と黒をベースにして、四角いボックスで敷き詰められたようなUIデザインの印象が強いです。ホーム画面では、中央から外側へ向かってUIを立体的に見せる手法が印象的でした。後にこの方法は流行った気がしています。
2019年リリースの「アークナイツ」ですが、ホームボタンを押したときのメニューの見せ方、強化のさせ方、ガチャ画面の見せ方(パララックス風)など、各画面で新しい見せ方に挑戦していたゲームだなと思っています。
また同年にリリースされた「ガール・カフェ・ガン」も同じ系統のUIだったと記憶しています。
他にも、「アズールレーン」「アーテリーギア」「白夜極光」なども大枠のカテゴリではこのジャンルに属するのかなと思っています。
透明感フラット系ゲームUIデザイン(2020-)
2020年リリースの「Re:ゼロから始める異世界生活 リゼロス」には、正直驚きました。色味も形状も、演出も含めて新しいと感じました。まず、日本のUIで紫色をベースにするのが珍しい気がしています。海外では多いのですが。
ダイアログの表示演出やクエスト画面の見せ方など、かなり尖っているので、これは一度遊んでみるのをオススメします。
透明感のあるフラットデザインのカテゴリに、2021年リリースの「ブルーアーカイブ」もあげました。リゼロスとは少し方向性は違うのですが、全体的な印象として、透明感・清潔感のあるUIだなと感じたので、同カテゴリに含めました。
これと似たような系統で、2022年に「DEEMO II」「ヘブンバーンズレッド」があるのですが、また別ジャンルとして分類しています。
金属フラット系ゲームUIデザイン(2020-)
金属系(メタル系)とフラットデザインとうまく組み合わせて、オシャレでクリーンな印象に仕上げたのが「原神」や「二ノ国」のUIかなと思っています。
金属も所々で使っていますが、UIにうまく不透明度を取り入れており、ゴツい印象はなく、むしろ洗練されて見えるのがすごいなと感じています。
クールおしゃれ系ゲームUIデザイン(2020-)
2020年にリリースされた「ツイステッドワンダーランド」は黒と金をベースにして、シンプルなフラットに装飾をうまく組み合わせて、クールでおしゃれな仕上がりになっていますよね。
また、2021年リリースの「NieR Re[in]carnation」も同様に、黒ベースのオシャレなUIですが、演出部分がとても凝っていて、ステキでした。
繊細装飾系ゲームUIデザイン(2022-)
2022年にリリースされた「フェアリースフィア」と「ラピスリライツ」はゲームジャンルは全く違うのですが、色味やUIの装飾などが繊細に作られており、個人的に好きでした。
装飾などの書き込みはそこそこありますが、1本1本の線が細く、画面がクドくならないように調整されているので、すごいなと感じています。
リッチフラット系ゲームUIデザイン(2022-)
ここ最近フラットデザインが流行っていますが、少しずつ進化を遂げている気がします。色味や不透明度、形状、演出など、様々なUI要素が絡み合うことで、全体的にリッチに見える印象に仕上げている気がします。
2022年リリースの「DEEMO II」や「ヘブンバーンズレッド」を見て、そう感じました。
キャラや背景の3Dがリッチになっている分、UIはよりシンプルにして、演出部分で差をだしていくような手法は、今後も更に進化を遂げるかもしれませんね。
2022年前半までのゲームUIデザインのトレンドについて、振り返ってきました。他にもステキなUIはたくさんあるのですが、特に個人的に気になったUIや新しいと感じたものを取り上げているので、偏りがあるかもしれませんが、何かの参考になれば幸いです。
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