「Webデザイナー」が「ゲームUIデザイナー」に転職して驚いたこと10選
こんにちは。はなさくのです。
当時、Webデザイナーをしていたのですが、ソーシャルゲームバブルと同時に、ゲームUIデザイナーにさくっと転職したときのお話をしたいと思います。
当時は、毎日が驚きの連続でした。
たくさんあるのですが、今回は10個に絞ってご紹介します!
有料のフリー素材は使っちゃいけない?!
ゲーム会社ごとにルールは違うと思いますが、私が入社したところでは、無料・有料関わらず、フリー素材の使用は禁止されていました。
制作者が曖昧なものは、のちのち何かのトラブルになった場合に、重大な損害を会社に与える可能性があるからです。
そこで、UIやバナーの素材はすべて一から制作していました。
Webデザイナーの頃は、できるだけフリー素材を使用して、時間を短縮することが求められていたので、ギャップは大きかったですね。
バナーの納品まで3日もかけていいの?!
入社したばかりとはいえ、1つのバナーを制作するのに工数3日と聞いた時は驚きました。
なんせ、Webの時は、3〜4時間で1バナー作ってと頼まれることが多かったものですから・・・。
モノにもよりますが、バナー製作時には賑やかしの背景やエフェクトを描いたりもするので、確かに時間がかかります。
徹底してクオリティが重視されていました。
文字や装飾の作り込みがエグい
Webでは文字装飾はシンプルなものが多いですが、ゲームは盛りに盛った装飾と色合いが好まれます。
パッと見で、豪華さや楽しさなどを伝える必要があるので、装飾過多になりがちですが、視認性ももちろん重視されるので、最初はバランスを保つのに苦労しました。
ただし、最近ではゲームUIもシンプルでフラットなものが増えてきたので、今後はまた変わっていくかもしれません。
レイヤー効果は使ってはいけない
バナーやUIのほとんどはPhotoshopで制作しますが、その際は乗算などのレイヤー効果を使わない方がよい場合が多々あります。
ゲーム画面では、動的に動く要素が多々あるため、デザインパーツは細かく分けられた上で組み込まれます。
そのため、レイヤー効果をかけていると都合が悪いことが多いです。
一枚絵で使用するものは特に問題ないですが、UIなどでは特に注意が必要でした。
イラスト系の素材は9割が外注
ゲームで使用するカード絵やアイテムイラストの9割以上は、外部の制作会社に依頼しています。
社内にいる人は発注書を作成したり、出来上がったイラストをチェックしてフィードバックを返したりなど、管理している人が多くいます。
絵が上手い人であっても、自分で描くのではなくフィードバックを返しているという姿に正直驚きました。
絵を描く作業ができるのはほんの一部
イラストなどは9割外注とお伝えした通り、絵を描く作業を社内でできる人はごく一部です。
コンセプトアーティストや派遣イラストレーターなどがそれに当たります。
社員で、ひたすら絵を描く作業をしている人はほとんどいないと思います。
え・・・また仕様変更ですか・・・?
ゲームの仕様変更は日常茶飯事です。
それにより、デザインは完了してあとは組み込むだけの状態でも白紙に戻ることもあります。
作り終わったバナーでさえ、使用されずにお蔵入りということも起こります。
Webデザイナー時代も仕様変更はありましたが、そこまで頻発するわけでもなく、文字が間違っていたりなど比較的簡単なものが多かった気がします。
ゲームは実機で確認したときに、面白くなかったり、操作性が悪かったりなど、触ってはじめて分かることが多いです。
その点で変更が多くなってしまうのは、やむを得ないですね。
予算達成のために急遽イベントを追加したいと・・・?
運用中のプロジェクトであれば、月の予算が達成されていなければ、イベント施策を追加するなど、緊急でデザイン作業が発生することがあります。
この緊急作業は思いの外、頻発します。
これは予想するのは不可能なので、運がなかったと諦めましょう(笑)
プロジェクトに関わるチームメンバーが多い
Webサイトの制作では、ディレクター、デザイナー、エンジニアのチーム3人体制が多かったのですが、ゲームでは、30人以上が関わったりします。
ゲームの規模にもよるのですが、デザイナーでもUI、キャラクター、背景、エフェクトデザイナーなど多岐に及ぶため、人数が多くなりがちです。
また、実機でテストを行う人やスケジュール管理をする人、マーケティングの人など様々な職種の人が関わります。
同じチームでも話したことがない人も結構いたりします。
見た目と年齢が比例しない
一概には言えませんが、ゲーム業界にいる人は、年齢より見た目が若く見える人が多いです。
いつまでも楽しいことを追い求めているからかもしれません。
気持ちが若ければ、それが見た目にも反映されていたりして・・・。
ゲームに関わる人は、面白くて魅力的な人が多いので、一度関わってみることをオススメします(笑)
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